年越し蕎麦の風習は江戸中期からで、江戸後期には地方でも食べていたようです。『蕎麦史考』によれば、鎌倉時代に中国から博多に来ていた貿易商謝国明か、年の瀬に貧しい人たちに「蕎麦掻き餅」をふるまったら運が向いたのをきっかけに始まったようです。蕎麦は細くて長いので寿命や身長が伸びる、金箔を延ばす台を蕎麦粉でぬぐうとよく延びるので金運がよくなる、蕎麦は新陳代謝をよくし体内を清浄にする、などの理由で大晦日に食べて新年を迎えるともいわれています。蕎麦は中国の雲南省が発祥地といわれていて、日本でも奈良時代にはすでに栽培されていたようです。初めは粒のまま、粟、稗、黍などにまぜて「雑炊」にして食べたりしていたのが、時代が進んで粉食されるようになってからは、「蕎麦掻き」「蕎麦餅」にして食べるようになり、蕎麦切りして麺の状態で食べるようになったのは江戸時代初期のことです。その頃は、まだ醤油が普及していないので、味叫でつけ汁をつくって食べたようです。
親が急死したときなどは、深い悲しみに打ちひしがれて、死亡通知どころではないかもしれません。しかし、遺族は、悲しむ前に親戚、故人の勤務先、親しくつき合っていた人、隣人など、もれなく身内の死亡を通知しなければいけないのです。死亡の通知は、遅くなると相手に対して失礼に当たります。一刻も早く知らせる必要があるのです。急を要するときは電話に限ります。家族で手わけして電話して、連絡がとれない人には電報を。また、最近はファックスが普及しているので、それを利用しても失礼に当たりません。故人の交際範囲が広い場合や知名度が高い場合は、新聞広告を利用します。新聞広告は、葬儀社に頼むか、直接新聞社に問い合わせること。死亡の通知は、誰が死亡したかをはつきり記し、死亡時刻、通夜・葬儀の日程など要点だけを簡潔に。電話で通知するときは、難しいことですが、あまり悲しみの感情をむき出しにしないで、冷静に身内の死亡を伝えます。それができないときは電報にしたほうがいいでしょう。
応接室や会議室にお通ししたら、お客様に「どうぞ、こちらにおかけくださいませ」と上座をすすめて、着席していただきます。お客様が座る上座、自社の社員が座る下座は、部屋のつくりやソファ、テーブルなどの置き方で変わってきます。基本的には、出入口から遠い方が上座になります。ただし、応接室のような個室ではなく、オフィス内に設置されている応接セットに案内する場合は、オフィスの事務机に近い方が社内用になりますので、注意してください。お客様が上座に座るのを遠慮したら、「どうぞ、ご遺慮なく」と声をかけましょう。お客様が着席したら、「○○はすぐ参りますので、もうしばらくお待ちくださいませ」と言い、ドアのそばで「失礼いたします」と軽く会釈をして退室します。コートなどを持っているお客様には「お預かりいたします」と声をかけて受け取り、コートかけにかけます。